2008年10月11日

紅葉が美しい鉄道路線 NIKKEI PLUS1 何でもランキング

 本日、10月11日の『日本経済新聞』朝刊、土曜日別刷[日経プラスワン(NIKKEI PLUS1)]の何でもランキングは、「紅葉が美しい鉄道路線」。

 鉄道に詳しい13人(ライター・写真家など)に、ベスト10の線区を推薦してもらい、点数化してランキングしたもの。

 編集部がまとめた総合順位は、

1 只見線
2 鞍馬線(叡山電鉄)
3 嵯峨野観光線(嵯峨野観光鉄道)
4 釧網本線
5 黒部峡谷鉄道
6 陸羽東線
7 井川線(大井川鉄道)
8 木次線
9 岩泉線
10 箱根登山鉄道

 ちなみに、僕が推薦したリストは、

1 釧網本線
2 石北本線
3 陸羽東線
4 仙山線
5 磐越西線
6 野岩鉄道
7 大井川鉄道(井川線)
8 飯田線
9 箱根登山鉄道
10 米坂線

でした。

Posted by 種村直樹 at 2008/10/11 10:08 | TrackBack

2007年11月25日

鉄道博物館

 埼玉県さいたま市大宮区大成町に、「鉄道の日」の10月14日、JR東日本創立20周年記念事業として、「鉄道博物館」がオープンし、すでに一か月が経過ました。予想を上まわる人気で、大入りが続いているようです。
 開業に先がけて、招待された内覧会に2度と、公開直後の10月16日にも出かけてきましたが、神田の「交通博物館」はもとより、これまでの日本の鉄道関係博物館、資料館等とは比べものにならない規模と展示物です。僕がみた限りでは、イギリスのヨーク、スイスのルツェルンの博物館に似た雰囲気で、欲を言えばきりがありませんが、海外の関係者やレールファンに見てもらっても恥ずかしくありません。
 一度出かけても、1階に転車台上を汽笛を響かせて回転するC57-135号機を眺め、2階の大型ジオラマを楽しんで、全体の構成を頭に入れるくらいでくたびれてしまいますから、ともかく行ってみてください。大宮駅からニューシャトル1駅3分、鉄道博物館駅(大成を改称)下車。
 年間フリーパスに相当する「Teppa倶楽部」の会員も募集中で、単純計算で3回行けば入場料でもとが取れますから、年間3回は行くだろうという方は、会員になった方が得でしょう(Teppa-“てっぱ”という略称は、ちょっと安っぽすぎないかと、僕は感じますね)。
 Teppa倶楽部は、ホームページから事前にネットで申し込むことができます。手続日に、一か月以内で20日目以降の初回利用日を指定して、会員証用の写真もファイルで送ることができます。

Posted by 種村直樹 at 2007/11/25 11:15 | TrackBack

2006年02月17日

竹島紀元さんの映像作品特集

 昨年11月に、ニュースとしてお知らせしたさよなら交通博物館 「交博シネマ倶楽部」開催中でも予告されていますが、2月18、19日と25、26日の土曜・日曜には、交通博物館が所蔵する映画放映のなかでも、鉄道ジャーナル社の代表取締役社長であり、『鉄道ジャーナル』誌編集長である竹島紀元さんの監督・演出作品の多くが、竹島紀元(たけしま・としもと)映像作品特集として上映されます。
 特に日曜日であれば、午前・午後と3度にわけて計7作品の鑑賞が可能です。名作として名高い『雪の行路』をはじめ、一挙に鑑賞できるチャンスです。お勧めします。

Posted by 種村直樹 at 2006/02/17 19:03 | TrackBack

2005年12月26日

JR東日本羽越本線脱線事故

 昨12月25日夜、JR東日本の羽越本線(砂越-北余目間)で、秋田発新潟ゆき上り特急<いなほ14号>(485系・6両編成)が、脱線転覆し、4名の尊い人命が犠牲になる惨事が発生した。
 現時点での報道によれば、突風による天災的要素も強そうだが、山形県警と国土交通省航空・鉄道事故調査委員会は、合同で本日午後にも現場検証を実施するということだ。

 僕はかねて主張してきたが、鉄道事業者に求められるのは、なによりも安全輸送である。安全は金食い虫で目先の収益にはつながらない。しかし、輸送を仕事とする以上、予想できることを含めて事故ゼロを目指し、安全の追求を限りなく続ける責務があると考える。

 犠牲者の方のご冥福をお祈りします。

     レイルウェイ・ライター 種村直樹

 更に犠牲となられた方がいたことが判明しました。哀悼の極みです。
                        (2005.12.27)

Posted by 種村直樹 at 2005/12/26 12:48 | TrackBack

2005年05月19日

週刊『SPA!』 身近な路線に潜む[危ないポイント]徹底検証

 週刊『SPA!』 2005年5月24日号(17日火曜日発売)の Z00M UP 身近な路線に潜む[危ないポイント]徹底検証 中の「踏切事故対策」の記事に、コメントが掲載されました。ただいま発売中です。
 先週11日(水)、担当記者が事務所に取材に来たものです。どうぞご覧ください。

Posted by 種村直樹 at 2005/05/19 12:49 | TrackBack

2005年04月27日

JR西日本福知山線脱線事故

 4月25日月曜日、プライベートな旅行で那覇空港に降り立つと、出迎えた先着の知人に空港内到着ロビーのテレビの前に案内され、携帯電話には読売新聞社を手始めにコメント取材が次々と入り、あちこちの話を聞くうちに今回の事故の全容が明らかになった。

 僕はこの惨事を新しいタイプの鉄道事故であり、東武鉄道竹ノ塚駅踏切事故と重ね合わせ、都市災害のひとつと見る。福知山線電車の運転士は東武竹ノ塚踏切保安係と同様、見方によっては被害者の一人と見ることもできるのではないか。福知山線を“JR宝塚線”と名を替えて、地平に引かれたSL、ディーゼル時代と同じ線路を地下を走る最新のJR東西線と結んで増発、スピードアップしたところに無理がなかったか。

 鉄道事業者に-交通全般のにない手に求められるのは、なによりも安全輸送である。安全は金食い虫で目先の増収につながらない。しかし、輸送を仕事とする以上、予想できることを含めて事故ゼロを目指し、安全への投資を続ける責務があると考える。

 JR東西線乗り入れと同時に、福知山線もスピードアップに合わせた改良工事をしていれば、少なくとも今度の事故は起きていなかった可能性が高い。東武鉄道も北千住-越谷間複々線化と同時に立体交差化をしていたら、踏切事故は発生しなかった。それぞれの投資は、今度の事故による損失と比較してどのようなバランスシートになるのだろうか。

 犠牲者の方のご冥福をお祈りします。


 種村直樹

〔参考〕毎日新聞掲載のコメント
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/amagasaki/news/20050427org00m040016000c.html

Posted by 種村直樹 at 2005/04/27 14:49 | TrackBack

2005年03月15日

【訂正】 汽車旅相談室(第111回(の訂正です

旅と鉄道 No.153 (2005年冬の号)掲載の『種村直樹の汽車旅相談室第111回』 に原稿の校正漏れによる間違いがありましたので訂正いたします。

(91ページの)囲み記事「前号のRERPORT関連 大阪駅は誤り」の中で挙げていた「払戻区間」が間違っており、前段の規則の説明と辻褄が合っていません。「訂正の訂正」になり恐縮ですが、お詫びして訂正いたします。

訂正箇所

●お詫びして、訂正させていただきます。 ←[囲み記事最終段]

誤:
大阪市内-加賀温泉間の二割引運賃3,110円から舞子-大阪間の二割引運賃620円を差し引いた2,490円に落ち着きそうです。

        

正:
不乗区間の大阪-加賀温泉間の二割引運賃3,110円に落ち着きそうです。

Posted by 種村直樹 at 2005/03/15 23:44 | TrackBack

2005年02月07日

消える0系 開業当時の"姿" 今月限り

 2月5日、産経新聞大阪社会部から、山陽新幹線で旧来からのデザインの0系が退役することとなった件についての談話取材を求められました。JR西日本によると、「白地に青のライン」という、1964年の東海道新幹線開業以来のデザイン(塗装)の0系は、2月いっぱいで定期運用からはずれ、しばらくはイベント列車などに使われた後、順次廃車となるとの由。JR西日本では、0系や100系を、「こだま」用編成としてリニューアルするにあたり、外装はグレーと緑色の2本のラインを引いた3色塗装に塗り替えている。このたび、0系の旧来型塗装の3編成の退役で、40年余にわたって走ってきた、元祖新幹線スタイル(塗装)の車両が、いよいよなくなってしまうことになる!
 同5日の産経新聞夕刊(大阪では夕刊も発行)に掲載された僕のコメントは、以下のとおりです。

≪一時代の終わり≫

 レイルウェイ・ライターの種村直樹さんの話
 「ブルートレインの『さくら』や『あさかぜ』が廃止になるのと同様に、鉄道輸送の一時代の終わりといえるだろう。0系が登場した昭和39年は、すでに電車特急もあったが、まだまだ汽車の時代だった。そこに登場した0系新幹線は従来と全く次元が違う斬新な車両で、驚きだった。運賃も高く、めったに利用しなかったが、大阪から名古屋に単身赴任し、月に1度帰るときには、近鉄の半分の時間で済むのに感心したものだ。鉄道が生き残るためには仕方がないが、ともに仕事をしてきたようで寂しい気がする」

Posted by 種村直樹 at 2005/02/07 00:02 | TrackBack

2005年01月23日

事実を書き記しておきたい -産経新聞-談話取材について

 番組改変についての朝日新聞とNHKの問題が、次第に泥仕合的な色合いを帯びてきて残念ですが、談話取材というのは、えてして、真意が伝わらないものです。僕も、最近の例では昨2004年(平16)12月21日産経新聞(東京印刷)社会面『東京駅-進む復元と周辺再開発 「伝統」「独創」の始発駅 22年度「丸ドーム屋根」完成』の記事に談話が載っているのですが、話した主旨と、引用部分は、まったく違っています。記事は、

 20日で開業から「満90歳」を迎えた東京駅。赤レンガの駅舎は震災、戦災にも負けず、高度成長期から何度も浮上した高層ビル化計画の波にものみ込まれず、生き延びてきた。駅周辺は先進都市へと変貌しつつあるが、平成22年度にも建設当時の姿に復元される。新旧のコントラスト。それが駅の未来像だ。

とのリードで始まる。まず「◆空襲で一部焼失」の小見出しをたてて、歴史を。
次に「◆長生き赤レンガ」の後半、次のように記されている。

‥‥63年に永久保存が決まり、平成11年には復元計画が固まった。JR東日本が約500億円をかけて創建当時の丸ドーム屋根に戻すというもので、22年度の完成を目指す。合わせて駅から皇居までの行幸通りなども整備される。
 「駅は大正時代以降の東京を見続けてきた生き証人みたいなもの。これからも“長生き”してほしい」。「東京ステーションホテル物語」などの著書があるレイルウェイ・ライターの種村直樹さん(68)も、シンボル復刻を待ち望む。

この後は、「◆立て替えラッシュ」の小見出しがはいって、結びとなる。

 談話の部分で、『これからも“長生き”してほしい』は、そのとおりで問題なし。ところが記者の文章になっている『シンボル復刻を待ち望む』が困る。僕はいつも書いたり話したりしているように、米軍機空襲に耐え、物資不足の中で今の三角屋根に復元し、半世紀にわたって生き抜いてきた現東京駅を残してほしいと訴えているのだ。今の仮普請も耐用年限がきており、保存するにはドーム復旧と変わらないほどの費用がかかるようだけれど、ホテルの屋根裏に残る戦災の焼け跡もろとも生かしてあげるのが東京駅へのエチケットでもあり、歴史の評価だと信じている。

 12月18日(土)夜、鉄道ジャーナル社の忘年会から帰ってくると、産経新聞のイトウと名のる記者(電話はケータイ)から自宅へ東京駅90周年のコメントが欲しいと電話がはいっていた。プッシュしてみると、駅舎復元の話が中心のようだったから捨ておけず、場所を事務所に移して約30分間話した。
 現駅舎のままで保存の件と、空中権移転ではなく、物理的に東京駅構内の上の空間を活用したいという持論を述べたら、イトウ記者はきわめて熱心に聞いてくれたが、記事は先に引用したとおりだった。その後、連絡はなく、掲載紙も送られてこない。

 談話取材を、話した内容の一部しか使わないのは珍しいことではないし、自分が取材する場合でも、こちらの都合で任意に使わせてもらっている。しかし、主旨を損なわないように気を使うのはイロハのイで、三角屋根の保存を願うのと、(ドーム駅舎の)"シンボル復刻を待ち望む"のとでは、まったく意味が違うではないか!
 昨年12月21日の朝刊を見たときは、産経新聞社に抗議しようと思ったものの、忙しかったのと、深刻な問題でもないため、そのままにしてしまった。ところが、4年前のトラブルで論争になるのを知り、事実を書き記しておいたほうがよいとの心境になった。"三角屋根保存論"から"ドーム復元"へ転向したと思われても業腹だし。

Posted by 種村直樹 at 2005/01/23 12:02 | TrackBack

2004年12月18日

年末年始得する裏ワザ

 去る12月12日(日)午後、テレビ東京報道局報道部チームが事務所に来訪。年末年始もの企画の一環として「青春18きっぷ」についてインタビューをしてゆきました。

 翌13日(月)「NEWS EYE(ニュース・アイ テレビ東京系列 月~金17:00~17:25)」の中で放映されました。その日は上信電鉄取材に出かけていたので、あとでビデオをチェックしてみました。

交通費を安く!年末年始得する裏ワザという特集の中で、放映された僕のコメントは、

18きっぷについては、

そのときの気分で、「さぁ、今日はどっち行ってみようかな」というのを決めて乗れる。

というのと、交通費を安上がりにするポイントとしては、
列車本数が多く、足の速い、快速列車が多い区間・線区に乗れば、非常にお値打ち。
快速列車などをフルにいかして年末の買い物などに、グループでにお出かける奥様方も多い。
でした。

Posted by 種村直樹 at 2004/12/18 10:53 | TrackBack

2004年11月27日

定年後も『青春』のきっぷ

 12月1日から冬季の「青春18きっぷ」が発売になりますが、本日の朝日新聞に、「定年後も『青春』のきっぷ」と題して、「青春18きっぷ」がシニア層に受けている記事が載りました。
 10月上旬に生活部の記者が来訪、談話取材を受けており、旧知の編集者兼ライター松尾定行さんの話と組み合わせて、紹介されました。

掲載された僕のコメントは

東京からなら「房総半島一周」や、中央線から身延線を経て東海道線を回る「富士山周辺一周」、大阪や京都からは「琵琶湖一周」などもお薦めだという。「新幹線やフェリー、第三セクター線なども組み合わせると行動半径が広がる。ただ、トイレがない車両もあるので、アルコールはほどほどに」

(朝日新聞2004.11.27朝刊 生活欄)

Posted by 種村直樹 at 2004/11/27 21:58 | TrackBack

2004年09月22日

いざという時、頼りになる

「日本経済新聞」の土曜日朝刊別刷り、「NIKKEIプラスワン」『何でもランキング お勧めの夜行列車』に編集部からの依頼でアンケートに回答しました。2004年9月18日(土)に掲載されました。なにぶん対象の夜行列車自体が減ってきているので、きわめて常識的な結果になっているという印象です。

調査方法を記事の説明から引用すると、

鉄道の専門家に、午前零時から4時までの時間帯に、通年でほぼ定期的に運行している夜行列車を「A・特にお薦め」「B・まずまずお薦め」「C・お薦め」に分け、5つずつ挙げてもらった。配点はA50点、B30点、C10点で集計した。専門家は次の通り(敬称略)。

青木栄一(東京学芸大学名誉教授)▽今田保(公共交通アナリスト)▽木村嘉男(JTB時刻情報編集部統括編集長)▽佐藤信之(亜細亜大学)▽竹島紀元(鉄道ジャーナル社社長)▽種村直樹(レイルウェイ・ライター)▽土屋広道(「旅の手帖」編集部)▽三宅俊彦(鉄道史研究家)▽宮田寛之(「鉄道ファン」編集長)▽吉川文夫(鉄道友の会副会長)


つまり500点満点で、編集部の集計によると、

1 トワイライトエクスプレス
2 カシオペア
3 北斗星
4 サンライズ瀬戸
5 サンライズ出雲
5 銀河
7 出雲
8 あけぼの
9 北陸
10 はまなす
10 あさかぜ
10 ムーンライトながら

という順位になりました。<トワイライトエクスプレス>は満点の500点で、つまり10人全員が「A」評価をしています。10位で、160点でした。

なお、僕があげて落選したのは「B」で<ムーンライトえちご>、「C」で<あかつき>、<きたぐに>、<能登>。あげなかったのに入選したのが9位の<北陸>で、僕は<能登>の庶民性を評価した推薦でした。掲載された僕のコメントは、5位の<銀河>についてで、記事には、

ビジネスに使い勝手の良い夜行も評価が高い。5位の「銀河」、7位の「出雲」。東京と大阪を結ぶ「銀河」は早朝会議にも間に合う時刻設定で「いざという時、頼りになる」(種村直樹氏)。空路が使いにくい京都・兵庫の日本海側を通る「出雲」やサンライズ瀬戸も出張族にうけている。

と記載されています。

Posted by 種村直樹 at 2004/09/22 20:31 | TrackBack

2004年05月31日

関西の観光バス、号車番号「逆番」でGO!

朝日新聞大阪本社企画報道部の「関西伝説」というコラム担当者から、このほど「貸切バスの号車順」について、コメントを求められました。

「関西伝説」なる連載コラムは、関西独特の習慣等について(例えばエスカレータの左立ちか右立ちかといった問題)、事の起こりと、なぜだろうを追求しているものです。

「貸切バスの号車順」問題というのは、複数台数つらねて走るとき、関東はじめ一般には、先頭車から1号車・・・x号車と番号をふるのに、関西は、先頭をx号車、最終を1号車にするというものです。

逆順にすることで、狭い道などでは対向車に何台連なって来るかを知らせたり、駐車場の管理者、高速道路の料金所にも何台の団体かを知らせるという合理性を追求しているのが関西流のポイントですが、この、関西での『常識』は、全国スタンダードではない!、ということで、この問題を掘り下げているのが今回のコラムです。

◎掲載されたコメントは…

滋賀県出身でバス紀行の著作があるレイルウェイ・ライター、種村直樹さん(68)も「いかにも関西らしい合理的な考え方。人間の感覚からすると1から並ぶ方が自然ですから」。種村さんによると、関東では関西に見習ってか、全何台のうち何号車と表記したり、最終号車の番号に終の文字を添えたりする融合パターンが増えているという。
(「関西の観光バス、号車番号『逆番』でGO!」朝日新聞大阪本社版 2004.5.28夕刊 「ほんま?関西伝説」)


なお、コラム記事全体は、朝日新聞社のweb版、asahi.comで読むことができます。ご覧ください。
http://www.asahi.com/kansai/special/OSK200405280017.html※既に掲載期間終了

Posted by 種村直樹 at 2004/05/31 05:31 | TrackBack

2004年05月18日

乗客が望む「閉めます」~読売新聞=日本語の現場=談話取材に応じました~

読売新聞東京本社「日本語の現場」取材班から、車内放送がらみの話題に関してコメント取材がありました。

鉄道会社によって、「ドア(扉)を閉めます」、「ドアが閉まります」「ドアを閉めさせていただきます」の3種類の言い回しが使われていることについての賛否を求められましたが、「問題なく『閉めます』に賛成。さっさと閉めて発車、目的地に着き、降ろしてほしい」と、コメントしておきました。

このコラムは、きわめておもしろい。担当記者によれば、びっくりするほど「閉めます」支持派が多く、西武が始めた「閉めさせていただきます」は不評で、"むしずがはしる"との声もあるとか。

◎掲載されたコメントは… 鉄道、旅行作家で、「『青春18きっぷ』の旅」「鉄道旅行術」などの本を書いている種村直樹さん(68)は「電車の扉は乗客の意思とは関係なく、発車時刻が来れば閉めるものだ。乗り降りする客の流れを断ち切って、安全に発車するには、『閉めます』の方が気分がよいだろう。利用客はそう感じているのではないか」と話している。 (読売新聞2004.5.12朝刊 社会面「日本語の現場」職場で25)
Posted by 種村直樹 at 2004/05/18 11:10 | TrackBack