2005/11/10 20:45

ハイブリッド鉄道車両を営業車運用へ

 JR東日本では、ハイブリッドシステムを搭載した気動車を、世界で初めて営業車として運用することを、11月8日にプレス発表した。
 同社では、2003年5月からハイブリッドシステムの試験車によるテストを行っていたが、2006年度末までにキハE200形式を3両新造し、07年夏頃から小海線(小淵沢-小諸間)で、営業運転に使用する予定。約2年程度、営業運転におけるデータを収集し、量産車を検討してゆくとのこと。
 キハE200では、排気ガス対策型のディーゼルエンジンの動力で発電し、電車と同じ原理の制御装置でモータを駆動させ、ブレーキ時の回生エネルギーは蓄電池に充電する。
 発表によると、環境負荷の低減による環境に優しい車両、バリア・フリーの観点での人に優しい車両、電車部品の採用によるメンテナンスの軽減の3点がモットーとなっている。
 
参考:JR東日本プレス発表(PDFファイル)

(森)

Posted by レイルウェイ・ライター友の会 情報ステーション at 2005年11月10日 20:45
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